Google App Engine Launcherからデモアプリケーションの作成
Google App Engine Launcherではデモアプリケーションが用意されています。
Google App Engine Launcherをインストールしたら、
デモアプリケーションを作成してGoogle App Engineのお作法に触れてみるといいでしょう。
概要
Google App Engineデモアプリケーションの作成
Google App Engine Launcherからデモアプリケーションの作成するには、
Google App Engine Launcherを起動します。
起動したら[File]-[Add Demo Application]をクリックします。
ここでは[php]-[minishell]を選択しています。
デモアプリケーションの作成先ディレクトリが表示されます。
[OK]をクリックするとアプリケーションが作成されます。
Google App Engine Launcherの一覧に作成したデモアプリケーションが表示されます。
作成先に表示されたフォルダにはアプリケーションファイルが生成されています。
Google App Engineのアプリケーション定義のファイル「app.yaml」ファイルの内容は、
以下のようになっています。
22,23行目の記述によって、
すべてのURLアクセスが、frontpage.phpによって処理されるという流れです。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 |
application: shell-php version: 1 runtime: php api_version: 1 handlers: - url: /static static_dir: static expiration: 30d - url: /favicon.ico static_files: static/favicon.ico upload: static/favicon.ico expiration: 30d - url: /shell.do script: shell.php - url: /reset.do script: reset.php - url: .* script: frontpage.php |
アプリケーションのローカル実行
アプリケーションをローカルで実行してみます。
Google App Engine Launcherでアプリケーションを選択して、[Run]をクリックします。
アプリケーションのアイコンが実行中マークに変わります。
[Browse]をクリックしてアプリケーションを表示します。
ブラウザが立ち上がりページが表示されます。
試しに下部のフィールドに対して phpinfo(); を入力しEnterを入力します。
上のコンソールウィンドウにphpinfoの出力結果が表示されます。
このようにphpのコンソールウィンドウがデモアプリケーションです。
Google App Engineデモアプリケーションの公開
この作成したデモアプリケーションをそのまま公開してみます。
アプリケーション名の変更
アプリケーションを変更する前に、一旦アプリケーションを停止します。
アプリケーションを停止したら[Edit]をクリックします。
app.yaml ファイルがエディタで開かれます。
※開くエディタは[Edit]-[Preference]を選択し表示されるダイアログの「Editor」で変更できます。
app.yaml ファイルが開いたら、
1行目の「application: shell-php」部分を
Google App Engineで利用されていないユニークなものに変更します。
前後しますが、
ここで指定するアプリケーション名は後述する作成済みアプリケーション名を指定します。
事前にアプリケーションを作成したうえで、作成済みアプリケーション名を設定します。
編集したらファイルを保存して閉じます。
アプリケーション名を編集すると Google App Engine Launcherのアプリ名も更新されます。
アプリケーションの新規作成
Google App Engineで新規アプリケーションを作成します。
作成する「Application Identifier」にはapp.yamlファイルで、
指定したアプリケーション名と同じものを入力します。
既に他のユーザーが利用している場合には利用できません。
その場合はアプリケーション名を変更します。
[Create Application]をクリックしてアプリケーションを作成します。
アプリケーションの作成が完了すると、画面が変わります。
[dashboard]をクリックしてアプリケーションのダッシュボードを表示します。
アプリケーションのダッシュボードで作成したアプリケーションの管理が行えます。
上部の[My Application]をクリックします。
作成済みのアプリケーションの一覧が表示され、
今作成したアプリケーションが一覧に追加されています。
デモアプリケーションの公開(Deploy・Publish)
Google App Engine Launcherからアプリケーションを選択して[Deploy]をクリックします。
Googleアカウントとパスワードを入力してログインします。
Projectに表示されている対象プロジェクトに間違いがないか確認します。
問題がなければ[OK]をクリックします。
コンソールウィンドウが開きアプリケーションが公開されます。
「You can close this window now.」が表示されたらアップロードは完了です。
ウィンドウを閉じます。
デモアプリケーションの表示確認
デモアプリケーションの表示を確認します。
作成済みのアプリケーションの一覧から「ポップアップアイコン」をクリックしてサイトを表示します。
ローカルで実行した時と同じようにアプリケーションが、
[アプリケーション名].appspot.com ドメイン上で実行されます。
同じように、phpinfo();を入力してEnterを入力します。
画面上にphpinfo()の出力結果が表示されます。
さいごに
Google App Engine Launcherのデモアプリケーション作成と公開の手順は以上です。
このようにしてapp.yamlファイルを編集してアプリケーションを公開することができます。
今回作成したアプリケーションは例として以下で公開しています。
デモアプリケーションの実行例
http://shell-php-algo.appspot.com/
次はこのデモアプリケーションを編集してWeb上でphpinfo();の実行を行ってみます。
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