JetPackをGoogle App Engineで有効化してエラーの場合の対処法
2015/05/02
Google App Engine上にWordPressをインストールして、
JetPackのインストールを行う際に、エラーが発生する場合があります。
このエラーに対する対処法をご紹介します。
JetPackをGoogle App Engineで有効化してエラーの場合の対処法
JetPackをGoogle App Engineで有効化した際に、以下のようなエラーが発生する場合があります。
Jetpack は WordPress.com と連携できませんでした:
register_http_request_failed
これは通常、ホスティングサービス上の何らかの設定が間違っていることを意味しています。0: php_network_getaddresses: gethostbyname failed. errno=0
このエラーの発生原因は、課金情報を登録していない
Google App Engine アプリケーション(プロジェクト)では、
Socket APIの利用が認められていない為に発生するようです。
課金情報の登録を行うことで、JetPackも正常に利用することができますので、
本格的にWordPressをGoogle App Engine上で運用するようでしたら、
課金情報の登録を検討されてはいかがでしょうか。
このケースが発生するWordPressのインストール構成は以下のような図のパターンです。
Application BでApplication AのCloudSQL・Cloud Storageを利用して、
Application B側で課金登録を行っていない場合です。
構成パターンについては以下でご紹介しています。
課金情報を登録済みのWordPressからJetPackを有効化した場合には、
正しくJetPack連携を行うことができます。
2014/09/21追記
その後以下のようなエラーメッセージにも出会いました。
こちらも、WordPress.comアカウントに連携した際の症状です。
Jetpack に問題が発生しました。予期しない問題が発生しました。ちょっと運が悪かったようです。
missing_secrets
もう一度連携をお試しください。
このエラーの発生原因は、課金情報の登録が済んでいる場合であっても、
Cloud Storage API を無効化してしまっている場合に、発生するようです。
Cloud Storage API を有効化することで、連携が正しく行えるようになりました。
このケースが発生するWordPressのインストール構成は以下のような図のパターンです。
Application BでApplication AのCloudSQL・Cloud Storageを利用して、
Application B側で課金登録を行っていない場合、および、
課金登録を行っていてもCloud Storage API を有効化していない場合です。
構成パターンについては以下でご紹介しています。
さいごに
これは何とか課金を有効にせずにWordPressを利用する方法がないのかと、
検討した際に出会った症状です。
このSocket通信が制限されている以上、
課金情報を登録せずに無料プランのままでWordPressをホストするのは困難だと言えます。
Google™はGoogle Inc. の登録商標(第4478963号及び第4906016号)です。
GoogleロゴはGoogle Inc. の国際登録商標です。
国際登録番号:881006及び926052及び1086299及び1091990及び1145934
関連記事
-
Google App Engineにデプロイしたアプリが反映されない場合の対処法
Google App Engineに対してアプリケーションをデプロイしてから、 …
-
Google App Engine for PHP + WordPressの構成パターン
Google App Engineの環境に対してWordPressをインストール …
-
Google App Engineでプラグイン新規追加画面がエラーの場合の対処法
Google App Engineに対してWordPressをインストールして、 …
-
Google App Engineでパスに「/index.php/」が挿入される場合
Google App Engineに対してWordPressをインストールして、 …