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MacPortにてインストールしたMySQL起動と終了手順

MacPortからインストールしたMySQLサーバーの起動と終了は、
通常のコマンドでも行えますが、MacPort独自のコマンドでも行えるようになっています。
ここではMySQLサーバーの起動コマンドについて、
MacPort流と、MySQLサーバー流の双方でご紹介します。

 

MacPortにてインストールしたMySQL起動と終了手順

MacPortでインストールしたMySQLの起動を行うには、
当然ですがMacPortからMySQLサーバーをインストールしておく必要があります。

またインストール後には初期設定を行っておく必要があります。

上記の作業を終わらせたところでMySQLサーバーの起動を行います。
※この時点ではまだrootパスワードの設定は行っていません。

MySQLWorkbenchを利用したサーバー起動と終了

MySQLWorkbenchはMySQL公式のGUIツールで、
サーバーの起動終了からサーバー設定、SQLによるデータベースに至るまで、
MySQLの操作全般を行う事ができるツールです。

インストールは必要になりますが、
アプリケーションフォルダにドロップインストールで完了します。

ターミナル操作が必要なMacPortでインストールしたMySQL操作を、
格段に楽にしてくれます。

インストール等の流れについては以下でご紹介しています。

MySQLWorkbenchはVer5.x系と6.x系で画面が大きく異なっています。
古いマシンなどでは5.x系のインストールが必要になります。
対応バージョンとインストールについては以下でご紹介しています。

MacPortでインストールしたMySQLサーバーに、
MySQLWorkbenchはVer5系で接続する手順について以下でご紹介しています。

macport-using-wb_st20

サーバーインスタンス画面・MacPortMySQLをWordkbench(5.2)利用

 

MacPortでインストールしたMySQLサーバーに、
MySQLWorkbenchはVer5系で接続する手順について以下でご紹介しています。

macport-using-wb_st41

サーバーインスタンス画面・MacPortMySQLをWordkbench(6.2)利用

 

どちらのバージョンも初期設定さえ乗り越えられれば、
後はマウス操作で簡単にMySQLサーバーの起動・停止が行えます。

なお、GUIツールを利用せず、ターミナルから起動終了を行うには、
以下の手順で行うことができます。

太字の部分は、
各自インストールしたMySQLの
MacPortコンポーネントに合せたバージョン値に置き換えてください。

MacPort流のMySQLサーバー起動(開始)

MacPort流のサーバー起動では以下のようにターミナルコマンドを入力します。

sudo port load mysql55-server

mysql-initialize-macport_st06

MySQLの起動(MacPort流)・MySQL(MacPort)起動

 

これだけで、MySQLサーバーは起動しています。

起動中のプロセスを確認してみます。

ps -ax | grep mysql

以下のように、インストールしたMySQLサーバーの
実行ファイル(フルパスを確認)である「mysqld」が起動していることが確認できます。

mysql-initialize-macport_st07

起動プロセスの確認・MySQL(MacPort)起動

 

アクティビティーモニタでも「mysqld」が起動している事が確認できます。

mysql-initialize-macport_st08

MySQLクライアントからの接続確認

起動の確認ができたら、MySQLクライアントからサーバーへ接続してみます。
インストールしたMySQLサーバーの実行ファイルディレクトリと同じディレクトリへ移動し、
「mysql」ユーザーでログインします。

cd /opt/local/bin

mysql -u _mysql

mysql-initialize-macport_st09

クライアントからログイン・MySQL(MacPort)起動

 

ターミナル画面がMySQLのクライアントモードに変わり、
mysql>」とMySQLのコマンド入力待ちになります。

mysqlコマンド入力待ち・MySQL(MacPort)起動

mysqlコマンド入力待ち・MySQL(MacPort)起動

 

そのまま「status」と入力し「Enter」を入力します。
すぐにMySQLサーバーのステータスが表示されます。

正しく接続してサーバーの稼働を確認することができました。

mysql-initialize-macport_st11

サーバーステータスの確認・MySQL(MacPort)起動

 

なおMySQLのクライアントを終了するには、

mysql>」に続けて「\q(¥キー + q)」を入力しEnterします。

mysql-initialize-macport_st12

クライアントモード終了・MySQL(MacPort)起動

 

MacPort流のMySQLサーバー停止(終了)

MacPort流でサーバー停止を行うには、
以下のようにターミナルコマンドを入力します。

sudo port unload mysql55-server

mysql-initialize-macport_st13

MySQLの終了(MacPort流)・MySQL(MacPort)起動

 

サーバープロセスをアクティビティーモニタで確認すると、
プロセスが表示されず停止していることが確認できます。

mysql-initialize-macport_st14

アクティビティーモニタのプロセス終了・MySQL(MacPort)起動

 

MySQL流のMySQLサーバー起動(開始)

では次に、MySQL流の一般的な起動方法です。

通常、MySQLサーバーは以下のコマンドで起動できます。

sudo /opt/local/lib/mysql55/bin/mysqld_safe &

mysql-initialize-macport_st20

MySQLサーバー起動(MySQL流)・MySQL(MacPort)起動

 

すぐにMySQLデーモン(サーバー)が開始されたメッセージが表示され、
サーバーが稼働したことが確認できます。

mysql-initialize-macport_st21

MySQLサーバー起動・MySQL(MacPort)起動

 

MySQLクライアントからの接続確認

先ほどと同様にクライアントから接続をして確認をします。
正しく接続できることが確認できます。

mysql-initialize-macport_st22

クライアントからサーバーステータス確認・MySQL(MacPort)起動

 

MySQL流のMySQLサーバー停止(終了)

では次に、MySQL流の一般的なサーバー停止の方法です。

通常、MySQLサーバーは以下のコマンドで停止できます。

sudo /opt/local/lib/mysql55/bin/mysqladmin -u root shutdown

mysql-initialize-macport_st23

MySQLサーバー終了(MySQL流)・MySQL(MacPort)起動

 

すぐに「Done」と表示されサーバーが停止したことが確認できます。

mysql-initialize-macport_st24

MySQLサーバー終了・MySQL(MacPort)起動

 

このようにして、MacPort流の起動・停止もできますし、
MySQL流の起動・停止も行えます。

慣れている方で起動・停止を行うといいでしょう。

 


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公開日:
最終更新日:2017/02/15

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