MySQLがどこの「my.cnf」を参照しているか調べる
MySQLをインストールして各種設定を行う際に
利用する「my.cnf」ファイルがあります。
インストールが完了して「my.cnf」を設定する際に、
どこに配置すれば「my.cnf」が有効になるのかを調べる手順をご紹介します。
MySQLがどこの「my.cnf」を参照しているか調べる
MySQLをインストールした後に、設定ファイルをどこに設置するかです。
慣れている人ならいつもの決まった場所に入れることでしょう。
インストールしたMySQLがどこの「my.cnf」を参照するかを調べることで、
設定がうまく反映されないような場合の調査に有効です。
有効になるmy.cnf投入パスの確認
まずターミナルウィンドウを開きます。
次に、入力簡素化の為にインストールしたMySQLの「/bin」ディレクトリを開きます。
インストールされたMySQL実行ファイルのパスが不明な場合には、
以下手順で検索ができます。
パッケージからインストールした場合には以下に展開されています。
※VERSION:インストールしたバージョンが入ります
/usr/local/mysql-VERSION
/usr/local/mysql(上記のシンボリックリンク)
この場合は、以下になります。
/usr/local/mysql-VERSION/bin
「/usr/local/mysql-VERSION/bin」フォルダにある「mysql」という
実行ファイルを選択し、ターミナルウィンドウにドロップします。
通常は環境変数パスが通っていれば「mysql」の入力だけで構いませんが、
複数MySQLをインストールしている場合などに備え、
確認したいMySQLのフルパスを指定します。
パス入力が苦にならないなら、当然すべて直接入力でも構いません。
ターミナルウィンドウには、ファイルまでのフルパスが入力されます。
その後に以下のコマンドを貼り付けます。
--help | grep my.cnf
貼り付けが完了したら、Enterで実行します。
すると、以下の値が表示されていることが分かります。
/etc/my.cnf /etc/mysql/my.cnf /usr/local/mysql/etc/my.cnf ~/.my.cnf
これがこのmysqlが読み込みを試みる「my.cnf」ファイルのパスです。
見にくいのでそれぞれを抜き出してみます。
- /etc/my.cnf
- /etc/mysql/my.cnf
- /usr/local/mysql/etc/my.cnf
- ~/.my.cnf (~/:ホームディレクトリを示す)
ちなみにホームディレクトリはお馴染みの場所です。
では、my.cnfはどこで設定するか?
以下でパッケージをインストールした際に展開されインストールされた場所が以下になります。
- /usr/local/mysql-VERSION
- /usr/local/mysql(上記のシンボリックリンク)
- /usr/local/mysql/bin(MySQLバイナリ)
後からどこに設定を入れたか、混同することが少なそうな、
「my.cnf」の設定先は、インストールディレクトリ配下の「…/etc/my.cnf」かなと思います。
/usr/local/mysql/etc/my.cnf
人それぞれにここに入れる!と決まった場所はあるかと思いますが、
そうした意図が無ければ、有効になる場所であればどこでもいいと思います。
参考
MySQLの設定ファイルの場所を確認する | WEBサービス創造記
当サイト内のコンテンツおよび画像を含むすべてにおいて、管理人アルゴリズンが著作権を保持しております。
当サイトでご紹介しております写真等につきましては著作権の放棄はしませんが、
ライセンスフリーでご利用いただいて構いません。
コンテンツを有益であると感じていただけましたら非常に光栄です。
ありがとうございます。
サイト内コンテンツを引用される際には、出典元として当サイト(個別記事)へのリンクをお願いいたします。
申し訳ございませんが、無断転載、複製をお断りさせて頂いております。
公開日:
最終更新日:2017/02/13