MacのLANポート(LANカード)のデバイス名を確認する
MacについているLANポートが1つしかない場合でも、
IPアドレスを複数設置して外部からそれぞれのIPにアクセスする事ができます。
ここでは複数のIPアドレスを設定する前の「デバイス名」の確認手順をご紹介します。
MacのLANポート(LANカード)のデバイス名を確認する
MacOSXのネットワーク設定では以下のようにIPアドレスの指定ができます。
ただし、設定にはターミナル操作が必要になります。
一度やればそうそう変更する部分ではありませんので、
手順に従えば問題なくできることと思います。
その準備として、ネットワークデバイス名の確認手順をご紹介します。
当然ですがIPアドレスには「DHCP自動割り当て」は利用しません。
固定(静的)IPアドレスをそれぞれ指定します。
使用ネットワークIPの確認
まず最初に現在利用しているLANポートに設定しているIPアドレスを確認します。
「環境設定」-「ネットワーク」を開きます。
手入力によって指定した固定IPアドレスを確認します。
ここでは「192.168.0.10」が指定されています。
また左に表示されている「Ethernet 1」と表示されていますが、
これは表示上の名称です。
ちなみに詳細設定を見ても複数のIPアドレスを指定できそうな部分はありません。
※Windowsでは画面から複数IPの指定ができます。
ターミナルでデバイス名の確認
ターミナルを開き、以下のコマンドを入力します。
1 |
ifconfig -a |
「Enter」を押して実行した状態が以下になります。
先ほど確認したIPアドレス「192.168.0.10」が指定されている、
ネットワークデバイス名「en0」の部分を確認します。
この「en0」は覚えておきます。(コピーでもしておく)
またもう一つ覚えておきたい値がネットマスク値です。
IPアドレスの横にネットマスクの値が表示されています。
ここでは「0xffffff00」と表示されています。
この値もコピーしておきます。
以上で情報が揃いました。
次は、実際に複数のIPアドレスを「en0」に対して設定をします。
ネットマスク値って?
ネットワーク設定においてよく聞く「サブネットマスク」と言う言葉があります。
「255.255.255.0」で表す値です。
それに対して「ネットマスク」と言う言葉もあります。
一般には「/24」などで表記します。
どちらもざっくり言えば、2進数で24桁の「1」が立っていると言う意味で、
IPアドレスの1が立っている部分までがネットワーク値とし、
1が立っていない部分はホスト部であることを示します。
この値を利用してネットワークの規模を設定することができます。
ネットワーク部分が同じであれば、通信可能という仕組みです。
ここで「255.255.255.0(/24)」を2進数、16進数に変換してみます。
10進数表記:255.255.255.0
2進数表記:11111111.11111111.11111111.00000000
16進数表記:ffffff00
先ほど見た「0xffffff00」に近い文字列であることが分かります。
ただ頭に「0x」がついていますが、これは「16進数表記」であるとの符号です。
その為、ネットマスクを16進数表現で「ffffff00」であると言う意味です。
この辺のビット変換については以下で確認できます。
では、次の作業へ。
参考
MacOS XでIPアドレスを2つ使う方法 – その他(OS) 締切済 | 教えて!goo
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公開日:
最終更新日:2018/03/20