【恒久的】Macの1つのLANポートに複数のIPアドレスをに設定する
MacについているLANポートが1つしかない場合でも、
IPアドレスを複数設置して外部からそれぞれのIPにアクセスする事ができます。
ここでは1つのLANポートに複数のIPアドレスを恒久的に設定する手順をご紹介します。
なお、一時的に設定する方法は以下をご参照ください。
概要
Macの1つのLANポートに複数のIPアドレスを恒久的に設定する
IPアドレスの追加は環境設定から行う事ができます。
また追加するIPアドレスなどのネットワーク設定は、
保存しておき切り替えて利用することができます。
先に既存環境を残した状態で、新しくIP追加すると便利かもしれません。
環境設定から指定
1つのネットワークデバイス(LANポート・穴)に対して、
複数のIPアドレスを設定して利用する方法として、
「システム環境設定」からもエイリアスの追加が行えます。
「システム環境設定」ー「ネットーワーク」を開き、
「+」をクリックします。
追加するIPアドレス用のサービスを追加
インターフェイスを選択し、サービス名(分かりやすい名前)を入力します。
入力が完了したら「作成」をクリックします。
なお、インターフェイスは、
元に表示されていたもの(追加したいLANポート・穴)を選択します。
その他の接続方法も利用できます。
サービス名が追加されました。
またIPなどのネットワーク設定がされていませんので、
ステータスがオレンジ表示になっています。
プルダウンで「手入力」を選択し、
IPアドレスを入力します。ここでは「192.168.0.61」を追加割り当てしています。
※一般的には「192.168.1.xxx」のように第三オクテットは1が多いかもしれません。
※ご自分のルーター設定のサブネットに合せて設定ください。
「適用」をクリックして設定は終了です。
念のため、設定が反映されているか確認します。
ターミナルを開き以下のコマンドを入力します。
ifconfig -a
元のIPアドレス(例では、192.168.0.10)に加えて、
追加したIPアドレス(例:192.168.0.61)が追加されています。
共に「en0:」というネットワークデバイスに対して設定されているのが分かります。
なお、サービスは複製して元の情報を引き継いで作成することもできます。
サービスの複製から追加
同じく「ネットワーク」画面から、
複製元にするネットワークサービス名を選択した状態で,
歯車アイコンをクリックしプルダウンから「サービスを複製」を選択します。
新しいサービス名を入力します。
サービスが追加されます。
元の情報を引き継いでいますので、追加するIPアドレスに変更します。
変更が完了したら「適用」をクリックします。
追加が完了したら念のため、確認をします。
ターミナルを開き以下のコマンドを入力します。
ifconfig -a
正しく追加(例:192.168.0.62)されているのが分かります。
同様に追加していけばいくらでも1つのLANポートに対して、
複数のIPアドレスを指定することができます。
どのネットワークデバイスに追加したか分からない場合
今回はLANケーブルが刺さっているLANポートが1つなので、
有効なネットワークデバイスは1つです。
ですので、分かりやすいのですが、
このMac Proには2つのLANポートがあります。
どちらのLANポートにアドレスを追加しているか分からなくなる可能性があります。
その場合の確認の手順は以下で行えます。
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公開日:
最終更新日:2017/02/05