開いている現在フォルダをカレントとしてターミナルを一発で開く
Finderでフォルダ内のファイルを探したり操作をしていて、
このフォルダをカレント(現在位置)として、
ターミナルを開いて実行ファイルにコマンドを実行したい。
そんな時には、ショートカットメニューから選択するとすぐにターミナルを開けます。
この方法を利用してターミナルを開いた場合、
環境変数PATHが指定されている実行ファイルをフルパスで指定しなかった場合、
ターミナルの現在ディレクトリの実行ファイルではなく、
環境変数で指定されているディレクトリの実行ファイルが参照されます。
※環境変数によるディレクトリ参照が優先。
※極力、フルパスで指定する方が間違いが少なく安全です。
開いている現在フォルダをカレントとしてターミナルを一発で開く
現在、開いているフォルダから、ターミナルを起動する方法です。
「フォルダに新規ターミナルタブ」の追加
まず最初にキーボードショートカットの追加を行って、
フォルダメニューに「フォルダに新規ターミナル」が表示されるようにします。
手順は以下でご紹介しています。
「フォルダに新規ターミナル」のショートカットメニューの追加ができると、
フォルダを選択して右クリックして表示される、
プルダウンメニューに「フォルダに新規ターミナル」が表示されます。
ここでは「sbin」フォルダを選択しています。
「フォルダに新規ターミナル」を選択すると、
ターミナルに似たウィンドウが開きます。
カレント部分を示す部分に選択したフォルダ「sbin」が表示されています。
この「sbin」をカレントディレクトリとしたターミナルウィンドウが開きます。
このようにしてターミナルを開くと、
実行ファイルなどのフルパスの入力をすることなく、
いきなり「httpd」などの実行ファイル名を指定してコマンドを実行できます。
これは環境変数パスを設定していないディレクトリ内の、
実行ファイルを利用する際に非常に便利です。
以下では、手入力しているのは「httpd -V」のみです。
フォルダターミナルで「sbin」と表示されていますが、
「どこの sbin?」となってしまう場合もあると思います。
そんな時にはタイトルバー部分を右クリックすると、
ディレクトリ階層がアイコン表示されます。
この場合「/usr/sbin/」ディレクトリで作業していることが分かります。
「フォルダに新規ターミナルタブ」の追加
似たようなショートカットメニューに、
「フォルダに新規ターミナルタブ」があります。
同じようにプルダウンメニューに表示することができます。
フォルダターミナルウィンドウが1つの時には気づきませんが、
複数のフォルダターミナルウィンドウを開くと、
タブブラウズ表示を利用することができます。
これならターミナルをたくさん開いてしまって面倒になる事もなくなるかもしれません。
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通常のターミナル画面
なお、普通にターミナルウィンドウを開いたときには、
以下のような画面構成(bash)になっていますので、
あとは、どちらが好きか?好みの問題かと思います。
フォルダターミナルウィンドウ
ちょっとターミナル操作が必要になった場合には、便利な機能ではないでしょうか。
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公開日:
最終更新日:2017/02/07