CloudSQLへアクセス権限の追加
CloudSQLデータベースのインスタンスの作成をおこなったら、
データベースに対してアクセス権の付与を行います。
この手順は一般的なMySQLでも行う手順ですが、
Webインターフェイスを介して行います。
概要
CloudSQLデータベースへアクセス権限の追加
CloudSQLデータベースへアクセス権限の追加するには、
作成したインスタンスへ「Google APIs Console」からアクセスを行います。
※Google Developers Consoleから行う手順は後述します。
Google APIs Consoleからデータベース操作
「Google APIs Console」を開くにはGoogle Developers Consoleからも開けます。
CloudSQLのインスタンスを作成しているプロジェクトを選択します。
プロジェクトダッシュボードが開いたらサイドメニューから、
[Storage]-[Cloud Storage]-[Project dashboard]をクリックします。
「Google APIs Console」ウィンドウが開きます。
「Google APIs Console」でサイドメニューから[Google Cloud SQL]をクリックします。
たぶん以下のURLからでも開けるはずですが。
https://code.google.com/apis/console/b/0/?noredirect
Google Cloud Storageの概要が開きます。
作成済みのインスタンスが一覧に表示されます。
インスタンス名をクリックします。
インスタンスのダッシュボードが開きます。
上部のタブから[SQL Prompt]をクリックします。
SQLのクエリ実行画面が開きます。
このウィンドウからSQLを実行してデータベース操作が行えます。
WordPress用のデータベース準備
ここではWordPressを対象としたデータベースの作成を行います。
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CREATE DATABASE IF NOT EXISTS wddb; |
データベースにアクセスするユーザーを作成します。
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CREATE USER XXXXX_user@localhost IDENTIFIED BY 'XXXXXX'; |
データベースにユーザーの権限を付与します。
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GRANT ALL PRIVILEGES ON wddb.* TO XXXXX_user@localhost; |
このようにして「Google APIs Console」を利用し、
CloudSQLデータベースにアクセスしてデータベースの準備が行えます。
この操作はGoogle Developers Consoleからも行えます。
Google Developers Consoleからデータベース操作
Google Developers Consoleからデータベースの権限操作などを行う場合には、
実行したいSQLファイルをバケット上にアップロードしてから実行を行います。
既に上記でユーザーの作成を行ってしまっている場合などは、
一旦、ユーザーの削除を行ってから試して下さい。
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DROP USER XXXXX_user@localhost; |
SQLファイルの準備
まず、上記で実行したSQL文を1ファイルにしてローカルに準備しておきます。
ここでは「inidatabase.sql」として保存しています。
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CREATE DATABASE IF NOT EXISTS wddb;CREATE USER XXXXX_user@localhost IDENTIFIED BY 'XXXXX';GRANT ALL PRIVILEGES ON wddb.* TO XXXXXX_user@localhost; |
バケット(Bucket)へSQLファイルのアップロード
Google Developers Consoleにアクセスし、
CloudSQLのインスタンスを作成しているプロジェクトを選択します。
プロジェクトを選択したらサイドメニューから、
[Storage]-[Cloud Storage]-[Storage browser]をクリックします。
プロジェクトのドメイン名(例:sandbox-rensrv.appspot.com)にて、
バケット(bucket)が作成されています。
表示されているプロジェクトのバケットをクリックします。
バケットを選択したら上部の[Upload]をクリックして、
ファイル選択ダイアログを表示し、事前に作成しておいたSQLファイルを選択します。
すぐにファイルがアップロードされバケット内に表示されます。
CloudSQLデータベースへSQLファイルの実行
CloudSQLデータベースに対してアップロードしたSQLファイルを実行します。
プロジェクトに戻り、サイドメニューから[Storage]-[Cloud SQL]をクリックします。
[Cloud SQL]をクリックしたらMySQLインスタンス名をクリックします。
インスタンスの詳細が表示されたら上部の[Import]をクリックします。
インポートダイアログが表示されますので、
「CLOUD STORAGE PATH」に対してSQLファイルへのパスを入力します。
入力するパスは「アップロードしたバケット/ファイル名」で指定します。
※フォルダを作成している場合はそのフォルダも併せて指定します。
今回の場合入力値は以下のようになります。
[OK]をクリックするとインポートが実行されます。
インポートが完了しても画面上にメッセージなどは表示されません。
上部のタブで[OPERATIONS]をクリックしてログを確認します。
ログで「△」マークのあるものはエラーで処理がされていないことが確認できます。
「Done」ステータスになっていればSQLは正常実行されています。
これでSQLが実行されデータベース、ユーザー作成、権限の付与が完了します。
さいごに
このようにして新しく作成したCloudSQLデータベースインスタンスに対して、
データベース操作を行うことができます。
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公開日:
最終更新日:2014/09/16