WordPressのパーマリンクごとの各URL形式一覧
WordPressではパーマリンク設定によって、
投稿のURLなどを選択することができます。
このパーマリンク設定は記事のURLだけでなく、
その他のURL形式にも少なからず影響があります。
ここでは他のURL形式とパーマリンク設定との関係をご紹介します。
※尚、ここではカテゴリベース・タグベースは未設定としています。
概要 [表示]
WordPressのパーマリンクごとの各URL形式一覧
個別記事のURLとパーマリンク設定の関係については、
以前、以下の投稿でご紹介しました。
それでは個別記事以外のURL形式がどのようになるのかを確認してみます。
パーマリンク: デフォルト
パーマリンクデフォルトでは記事のURL形式は、
投稿IDを示した動的パラメータによるURLになっていました。
その他のURL形式の例は以下のようになります。
カテゴリアーカイブ
カテゴリのURLはカテゴリID(タクソノミーID)が動的パラメータで指定され、
クエリタイプのURLで指定されます。
タグアーカイブ
タグのURLはタグ名の検索としてクエリ形式で指定されます。
尚、クエリに利用されるタグ名は、タグに指定したスラッグです。
タグ名自体を示しているわけではありません。
例えば、
以下は「タグ301」というタグ名が設定されています。
設定されているスラッグは「tag301」です。
パーマリンク設定がデフォルト以外の場合にはURLが、以下のようになります。
http://url-html.rensrv.com/tag/tag301
これをデフォルトのURLタイプでアクセスすると以下になります。
http://url-html.rensrv.com/?tag=tag301
タグ名をパラメータに指定した際には404NotFoundとなります。
http://url-html.rensrv.com/?tag=タグ301
年月アーカイブ
年月アーカイブのURLは対象年月が動的なパラメータとして指定され、
クエリタイプのURLで指定されます。
検索結果ページ
結果のURLは検索キーワードが動的なパラメータとして指定され、
クエリタイプのURLで指定されます。
検索結果ページに関してはパーマリンク影響を受けませんので、
どのパーマリンク設定でもURLは同じです。
パーマリンク: 月と投稿名
パーマリンク月と投稿名では記事のURL形式は、
投稿日と投稿タイトルまたは、個別に変更したスラッグ名が利用されるURL形式でした。
その他のURL形式の例は以下のようになります。
カテゴリアーカイブ
デフォルトタイプのURLでアクセスすることも可能です。
尚、カテゴリID(タクソノミーID)はダッシュボードなどから確認することはできません。
※「wp_terms」テーブルの「term_id」列の値で確認できます。
デフォルトタイプのURLでアクセスすると、
すぐに上記のURLへリダイレクトされます。
http://url-monthpost.rensrv.com/?cat=2
タグアーカイブ
デフォルトタイプのURLでアクセスすることも可能です。
すぐに上記のURLへリダイレクトされます。
http://url-monthpost.rensrv.com/?tag=tag_name
年月アーカイブ
デフォルトタイプのURLでアクセスすることも可能です。
すぐに上記のURLへリダイレクトされます。
http://url-monthpost.rensrv.com/?m=201412
検索結果ページ
検索結果ページはパーマリンクの設定に関わらず、
常にパラメータ形式のURLが一律提供されます。
このタイプはパーマリンクの影響は受けません。
パーマリンク: 数字ベース
パーマリンクデ数字ベースでは記事のURL形式は、
常に投稿IDが自動的に設定されるURL形式となっていました。
また数字ベースを選択した場合、
共通でhttp://url-unmbase.rensrv.com/archives/1 のような、
archives/ ディレクトリを介してURLが提供されます。
なお、パーマリンク数字ベースを選択した場合には、
以下WordPressの組み合わせにおいて、
末尾スラッシュが付与されないURLが生成されました。
- WordPress: 3.9.2
- テーマ: Twenty Fourteen 1.1
- 有効化プラグイン: なし
その他のURL形式の例は以下のようになります。
カテゴリアーカイブ
デフォルトタイプのURLでアクセスすることも可能です。
尚、カテゴリID(タクソノミーID)はダッシュボードなどから確認することはできません。
※「wp_terms」テーブルの「term_id」列の値で確認できます。
デフォルトタイプのURLでアクセスすると、
すぐに上記のURLへリダイレクトされます。
http://url-unmbase.rensrv.com/?cat=2
タグアーカイブ
デフォルトタイプのURLでアクセスすることも可能です。
すぐに上記のURLへリダイレクトされます。
http://url-unmbase.rensrv.com/?tag=tag_name
年月アーカイブ
デフォルトタイプのURLでアクセスすることも可能です。
すぐに上記のURLへリダイレクトされます。
http://url-unmbase.rensrv.com/?m=201412
検索結果ページ
検索結果ページはパーマリンクの設定に関わらず、
常にパラメータ形式のURLが一律提供されます。
このタイプはパーマリンクの影響は受けません。
パーマリンク: 投稿名
パーマリンク投稿名では記事のURL形式は、
投稿タイトルを含むURLが自動的に生成され、
記事ごとに利用するスラッグを変更可能な仕様になっていました。
投稿名を採用した際の個別記事のURLは以下のようになっていました。
その他のURL形式の例は以下のようになります。
カテゴリアーカイブ
デフォルトタイプのURLでアクセスすることも可能です。
尚、カテゴリID(タクソノミーID)はダッシュボードなどから確認することはできません。
※「wp_terms」テーブルの「term_id」列の値で確認できます。
デフォルトタイプのURLでアクセスすると、
すぐに上記のURLへリダイレクトされます。
http://url-post.rensrv.com/?cat=2
タグアーカイブ
デフォルトタイプのURLでアクセスすることも可能です。
すぐに上記のURLへリダイレクトされます。
http://url-post.rensrv.com/?tag=tag_name
年月アーカイブ
デフォルトタイプのURLでアクセスすることも可能です。
すぐに上記のURLへリダイレクトされます。
http://url-post.rensrv.com/?m=201412
検索結果ページ
検索結果ページはパーマリンクの設定に関わらず、
常にパラメータ形式のURLが一律提供されます。
このタイプはパーマリンクの影響は受けません。
パーマリンク: カスタム構造
パーマリンクデカスタム構造では、
記事のURL形式を自分で指定することができます。
ここでは.htmlを含む静的HTML形式を採用した場合でご紹介します。
静的HTML形式のURLを採用した場合の個別記事のURLは以下のようになっていました。
なお、パーマリンクカスタムを選択し、
末尾に静的HTML(スラッシュなし)を選択した場合には、
以下WordPressの組み合わせにおいて、
末尾スラッシュが付与されないURLが生成されました。
- WordPress: 3.9.2
- テーマ: Twenty Fourteen 1.1
- 有効化プラグイン: なし
その他のURL形式の例は以下のようになります。
カテゴリアーカイブ
デフォルトタイプのURLでアクセスすることも可能です。
尚、カテゴリID(タクソノミーID)はダッシュボードなどから確認することはできません。
※「wp_terms」テーブルの「term_id」列の値で確認できます。
デフォルトタイプのURLでアクセスすると、
すぐに上記のURLへリダイレクトされます。
http://url-html.rensrv.com/?cat=60
タグアーカイブ
デフォルトタイプのURLでアクセスすることも可能です。
すぐに上記のURLへリダイレクトされます。
http://url-html.rensrv.com/?tag=tag_name
年月アーカイブ
デフォルトタイプのURLでアクセスすることも可能です。
すぐに上記のURLへリダイレクトされます。
http://url-html.rensrv.com/?m=201412
検索結果ページ
検索結果ページはパーマリンクの設定に関わらず、
常にパラメータ形式のURLが一律提供されます。
このタイプはパーマリンクの影響は受けません。
さいごに
こうして生成されるパスを改めて見ることも少ないのですが、
どのパーマリンク設定を利用しても、
デフォルトのパラメータ形式のURLがそのまま利用できることが分かります。
自動的にリダイレクトされるこの仕組みは、
理解していないとちょっとした時にハマることになりますので、
何かのご参考になりますと幸いです。
なお、WordPressによるデフォルトURL形式から、
パーマリンク設定形式への自動的なリダイレクトは、301リダイレクトが採用されています。
301リダイレクトがしっかり行われていますので、
少なくとも、パーマリンク設定デフォルトから、
その他のURL形式ヘの変更は安心して行うことができると言えます。
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