WordPressパーマリンクURL(URL形式)の種類と設定
WordPressではパーマリンクという設定を変更することで、
サイト内の記事(投稿)URLを変更することができます。
ここでは各種URL形式と実際のサイト表示についてご紹介します。
WordPressパーマリンクURL(URL形式)の種類と設定
WordPressのパーマリンクの設定はWordPressサイドメニューの
[設定]-[パーマリンク]にて設定が行えます。
設定で利用できるURL形式は以下から選択ができます。
- デフォルト
- 日付と投稿名
- 月と投稿名
- 数字ベース
- 投稿名
- カスタム構造
それぞれのURL形式では各記事のURLが以下のように定義されます。
デフォルト
「デフォルト」形式を選択した場合「?p=123」部分が各記事を示しているURLパラメータになっています。
URLの例
この場合、URLが動的なURLになっており、また記事を明確に表す文字列にもなっていない為、
あまりSEO的には良くないとされています。
http://domain.com/?p=123
投稿編集画面
WordPressでは投稿(記事)の編集画面では記事のURLを個別に変更を行うことができますが、
パーマリンクをこのデフォルトとした場合には、変更することができないようになります。
動作環境の例
実際にこの形式でサイトを表示する例は以下で確認できます。
日付と投稿名
「日付と投稿名」形式を選択した場合には「/2014/10/08/sample-post/」部分が
各記事を示しているURLとして割り当てられます。
URLの例
この場合、日付を表す「2014/10/08/」の部分は記事の公開日が自動的に割り当てられます。
http://domain.com/2014/10/08/sample-post/
投稿編集画面
WordPressでは投稿(記事)の編集画面ではURLの投稿名部分を変更することができます。
投稿名部分は記事の編集画面にて「記事のタイトル」が自動的に設定されます。
記事のタイトルを日本語で入力した場合には、この部分も日本語URLになりますので、
後述する投稿の編集画面にて、英名に変更するなど好みに合わせるといいでしょう。
日本語をURLに含みたくない、投稿名が長すぎてもっとすっきりさせたいような時には、
この部分で任意のURL形式に変更をするといいでしょう。
動作環境の例
実際にこの形式でサイトを表示する例は以下で確認できます。
月と投稿名
「月と投稿名」形式を選択した場合には「/2014/10/sample-post/」部分に
各記事を示しているURLとして割り当てられます。
URLの例
この場合、日付を表す「2014/10/」の部分は記事の公開月が自動的に割り当てられます。
http://domain.com/2014/10/sample-post/
投稿編集画面
WordPressでは投稿(記事)の編集画面ではURLの投稿名部分を変更することができます。
同様に、日本語をURLに含みたくない、投稿名が長すぎてもっとすっきりさせたいような時には、
この部分で任意のURL形式に変更をするといいでしょう。
動作環境の例
実際にこの形式でサイトを表示する例は以下で確認できます。
数字ベース
「数字ベース」形式を選択した場合には「/archives/123」部分に
各記事を示しているURLとして割り当てられます。
URLの例
この場合、投稿IDを表す数字がURLの最後に割り当てられます。
http://domain.com/archives/123
投稿編集画面
WordPressでは投稿(記事)の編集画面では記事のURLを個別に変更を行うことができますが、
パーマリンクをこの数字ベースとした場合にはURLはすべて自動で割り当てられ変更ができません。
デフォルトを選択した時と同様です。
動作環境の例
実際にこの形式でサイトを表示する例は以下で確認できます。
投稿名
「投稿名」形式を選択した場合には「/sample-post/」部分が各記事を示しているURLになります。
各記事を示しているURLとして割り当てられます。
URLの例
この場合、投稿名からURLが自動的に設定されます。
http://domain.com/sample-post/
投稿編集画面
WordPressでは投稿(記事)の編集画面ではURLの投稿名部分を変更することができます。
同様に、日本語をURLに含みたくない、投稿名が長すぎてもっとすっきりさせたいような時には、
この部分で任意のURL形式に変更をするといいでしょう。
動作環境の例
実際にこの形式でサイトを表示する例は以下で確認できます。
カスタム構造
「カスタム構造」形式を選択した場合には、記事のURLを変数を利用して動的に設定することができます。
http://domain.com/(任意の文字列など指定したURL形式)
カスタム構造を選択した場合には、以下の変数を利用することができます。
利用できるタグは色々あります|パーマリンクの使い方 – WordPress Codex 日本語版 (抜粋引用)
構造タグ
- %year%
投稿された年を4桁で取得します。例えば、2004です。- %monthnum%
投稿された月を取得します。例えば、05です。- %day%
投稿された日を取得します。例えば、28です。- %hour%
投稿された時(時間)を取得します。例えば、15です。- %minute%
投稿された分を取得します。例えば、43です。- %second%
投稿された秒を取得します。例えば、33です。- %post_id%
投稿の固有IDを取得します。例えば、423です。- %postname%
投稿の投稿名を取得します。- %category%
投稿のカテゴリーを取得します。サブカテゴリーは入れ子にされたディレクトリとして取得されます。- %author%
投稿の作成者を取得します。
この「(任意の文字列など指定したURL形式)」部分をパーマリンク設定で、
上記の構造タグを利用して定義します。
例えば、カスタム構造に対して、
「/%hour%/%minute%/%second%/」と設定した場合には、URLは投稿時刻で表示されるようになります。
こんな時間帯をURLに採用することはまずないとは思いますが。
URLの例
この場合、投稿日時から以下のように時分秒でURLが決定されます。
http://domain.com/06/04/16/
投稿編集画面
WordPressでは投稿(記事)の編集画面ではURLの投稿名部分を変更することができますが、
カスタム構造を採用した場合も入力した変数に応じて、
投稿名(%postname%)を指定した部分のみ編集することができます。
カスタム構造に投稿名(%postname%)を含まない場合には、URLは自動的に設定され編集できません。
動作環境の例
実際にこの形式でサイトを表示する例は以下で確認できます。
カスタム構造タイプの利用例
カスタム構造タイプを利用してURL形式を指定する場合には、
URL形式に構造タグ以外の固定文字列を指定することもできます。
よくある利用方法がURLに対して「.html」や「.htm」などの静的HTMLファイル名を含むような、
静的URLをエミュレートする方法です。
この場合には、パーマリンク設定にて以下のように指定します。
/%postname%.html
URLの例
こうして指定することによって、URLが以下のようになります。
http://domain.com/sample-post.html
投稿編集画面
WordPressでは投稿(記事)の編集画面ではURLの投稿名部分を変更することができますが、
この場合も投稿名(%postname%)を指定した部分のみ編集することができます。
カスタム構造に投稿名(%postname%)を含まない場合には、URLは自動的に設定され編集できません。
動作環境の例
実際にこの形式でサイトを表示する例は以下で確認できます。
さいごに
パーマリンクの設定は一度行って、検索クローラにインデックスされてからは、
原則変更しないものです。
サイトの公開を行う前に、どのパーマリンク設定を採用するかを十分に検討しておく必要があります。
私は個人的には「月と投稿名」を利用しています。
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公開日:
最終更新日:2018/03/20