Google App Engineにデプロイしたアプリが反映されない場合の対処法
2015/05/02
Google App Engineに対してアプリケーションをデプロイしてから、
何度か変更をおこなったり再デプロイをおこなったりしていると、
サイトの表示が更新されないといったケースに出会うこともあります。
そうした最新の状態が反映されないような場合の対処法をご紹介します。
概要 [表示]
Google App Engineにデプロイしたアプリが反映されない場合の対処法
アプリの処理や見た目の変更などを行って、
サイトを実際に確認を行ってみても一向に反映されない場合もあります。
そうした時には「あれ?違うのをデプロイしたっけ?あれ?あれ?」となるのですが、
そんな時には以下を試す、確認してみてはいかがでしょうか。
キャッシュのクリア
Google App Engineではキャッシュが有効になっていて、
以前に表示したことがあるようなページなどはキャッシュから表示することで、
ページの表示を効率化しています。
こうした仕組みがある為に、サイトの表示が早くなり便利なのですが、
部分的に変更を行ったような時にうまく更新されたページが表示されない場合もあります。
私の場合は、WordPressをセットアップし表示の確認を行った後に、
データベースを空にして、違うバージョンのWordPressをデプロイしたはずなのに、
WordPress自体はすでにインストール済みという表示がされてしまいました。
コンテンツ自体はテーブルがない為、表示されないのですが、
WordPressの表示だけが前の状態というおかしな表示になりました。
その原因がこのキャッシュでした。
キャッシュの削除を行うことで、キャッシュから提供されていた古いページを削除して、
新しく更新されたページを取得し、表示することができるようになります。
キャッシュの削除手順については以下でご紹介しています。
キャッシュの削除で改善される場合がほとんどかと思いますが、
ちょっとしたミスによって表示が更新されない場合もあります。
新しいバージョンの未適用
アプリの編集過程でapp.yamlファイルをいろいろ編集している過程で、
意図的か否かは別として、
「version: 〇〇〇」 の
バージョン名は変更していませんか?
バージョン名を変更すると、旧バージョンから新バージョンに切り替えるには、
意図的に新バージョンを選択するまでは、新しいバージョンによるサイト表示はされません。
もし、「version: 〇〇〇」部分の文字列を変更してデプロイを行っている場合には、
サイトに表示したいバージョンを選択してから表示の確認を行うといいでしょう。
バージョンの変更手順は以下でご紹介しています。
さいごに
このようにサイトが更新されない場合には、
キャッシュの削除と現在適用されているバージョンを確認してみることをお勧めします。
この辺の仕様は便利な反面、開発中などには戸惑うこともあるかもしれません。
こういうものだと分かってしまえば、迷うことはないのですが。
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