minibird(ミニバード)の「無料独自SSL」をドメインに割り当てる
無料のSSL証明書が普及して、気軽にSSL対応のサイト運営ができるようになってきました。
レンタルサーバーminibirdでも「無料独自SSL」の利用ができます。
「Let’s Encrypt証明書」なので元々無料なのですが、
minibirdでは「NS(ネームサーバー)をminibird指定のものを利用する」という制約があります。
その制約を許容できるのであれば、簡単な手順でドメインにSSL証明書の導入が可能です。
※以下のNSサーバーを変更しない方法も利用できます。
minibirdで「無料独自SSL」を導入する際にサーバー側の設定が正しくない状態で、
何度も申請を連続して行ってしまうと、暫くの間申請が拒否されてしまうようで、
私の場合、6時間後に再申請を行って、無事発行されました。
連続して申請失敗した時は、時間を空けてから申請した方が良さそうです。
概要
minibird(ミニバード)の「無料独自SSL」をドメインに割り当てる
「NS(ネームサーバー)をminibird指定のものを利用する」
この制約は結構面倒くさいというか、厳しい制約です。
minibirdの制約の注意点
例えば、お名前.comで取得したドメインで、ドメインNaviから各種DNSレコード設定を行って、
Webサイト、メールサーバー、何らかの認証レコード(Googleの認証系など)を登録しているようなら、
現実的には諦めた方がいいかもしれません。
なぜならminibirdではDNSレコードの編集機能がないからです。
別途、同社の「スタードメイン」でドメイン取得をしていれば、
そちらの機能でDNSレコードの追加編集ができますが、
他社取得ドメインの持ち込みの場合、スタードメインへ移管しない限りは使えません。
その状態で「NSをminibird指定する」と言う事は、
実質的にDNS関連の機能を捨て、minibirdの管理メニューからできることだけ使うことになります。
ドメイン(サブドメイン)の追加
メールアカウントの追加
できるのはこの程度の事になってしまいます。
サブドメインを別のサーバーに振り分けたりすることも出来なくなってしまいます。
ここまで書いていて、なぜやろうと思ったか。
先日(もう1年くらい)、minibirdのサーバーが故障してサイトが数日ダウンしました。
そして、その後新しい機器に移されてから、なんとなくサイト表示が早くなった感じがあり、
引っ越しをするのがちょっと惜しくなってしまったからです^^
別のサーバーにまるっと引っ越して制約のない無料SSL環境に移ればいいのですけどね。
別にメールも使ってないし、たぶん問題ないだろうという判断です。
では、実際にSSL証明書の導入を行います。
追記
その後、NSサーバーの変更を行うことなくSSL化を行える設定方法が分かりましたので、
以下でご紹介しています。
minibirdで無料SSL証明書を割り当てる注意点
この手順までにはドメインの追加もそうですがNSの変更を行っておく必要があります。
ネームサーバーの変更が済んでいる場合、ドメイン追加もWhois認証でサクッと追加可能です。
念のため、以下で確認もしておくといいでしょう。
NS(ネームサーバー)がminibirdの指定DNSサーバーへ変更していない場合には、
以下の様なエラー画面が表示されます。
メッセージがちょっと「スターサーバー」と表示されていて、
どこまで正しいのかも分かりませんが、利用しているサーバーはminibirdです。
証明書発行元による認証作業に失敗しました。
認証を完了するには、以下の項目をご確認ください。▼対象ドメインのネームサーバーが「スターサーバー」もしくは、「スタードメイン」の場合
対象ドメインが有効であるかを確認する
SSLを設定するサイトの参照先がスターサーバーであることを確認する
▼対象ドメインのネームサーバーが他サービスの場合対象ドメインが有効であるかを確認する
SSLを設定するサイトの参照先がスターサーバーであることを確認する
.htaccess に設定の以下項目を一時的に無効化する
サイトリダイレクト(自動転送)、アクセス制限・BASIC認証などのコンテンツ表示を制限するもの
更新手続きの手順詳細は、マニュアル「無料独自SSLを導入する」をご参照ください。また、設定に問題がないにもかかわらず設定追加に失敗する場合は、ネームサーバーの設定変更から最大24時間お待ちいただいてから、改めてお試しください。
以上をお試しくださいましても設定追加に失敗する場合は、サポートまでお問い合わせください。
スターサーバー側の該当ヘルプは以下になるわけですけども・・・私はminibird。
無料独自SSL設定ガイド | レンタルサーバー【スターサーバー】
ネームサーバーの設定 | レンタルサーバー【スターサーバー】
minibird側のヘルプでは以下のように書かれています。
■無料独自SSLの利用について
独自ドメインで運用するサイトに無料独自SSLを導入する場合、該当する独自ドメインのネームサーバーを当サービスの指定にするか、参照先をミニバードにする必要があります。
ネームサーバー設定に関する詳細は、以下のマニュアルをご参照ください。
・マニュアル「ネームサーバーの設定」
厳密には「参照先をミニバードにする」という対応でも「独自無料SSL」は利用可能なようです。
ネームサーバーを変更しない例として以下ならうまくいくように感じます(未検証)
「NSをminibird指定のサーバーに変更する」は、必須ではないと言う事が読み取れますが、
お名前.comの仕様上、wwwなしのドメインNSレコードは、ネームサーバーの変更でしか変えられません。
ですが、wwwありでなら、別途NSレコードの追加を行う事ができますので、
サイトが「wwwあり」で公開されていると言う事であれば、
ネームサーバーの変更ではなく、NSレコードの追加でもSSL証明書の導入は可能かもしれません。
尚私は「wwwあり」でサイト公開をしているものがありませんので、現状では未検証です。
2018/3/20追記
実際にNSレコード追加のみで「SSL証明書」の発行が可能です。
minibirdで無料SSL証明書を割り当てる
では、NSの変更を行ってあるドメインで無料証明書を追加します。
手順はクリックだけで終了します。
尚、SSL証明書を割り当てる前に、既にWordPressは公開済みです。
「http://algorhythnn.com/」(尚、このドメインは間もなく失効する為、試アクセスできません)
minibirdの「サーバー管理ツール」のサイドメニュー下部「SSL設定」をクリックし、
SSL追加対象のドメイン名脇の「選択」をクリックします。
SSL設定画面で「無料独自SSL追加」タブをクリックします。
サイトの表示を確認し「独自SSL設定を追加する(確定)」をクリックします。
すぐに処理が開始されメッセージが表示されます。
SSL新規取得申請中です。しばらくお待ちください。
※処理には数分程度かかる場合があります。
処理が完了しSSL申請書の取得が終われば、以下のメッセージが表示され、完了です。
無料独自SSL追加
「www.algorhythnn.com」に独自SSL設定を追加しました。なお、SSL設定が反映するまで、最大1時間程度かかります。今しばらくお待ちください。
SSL設定が反映すれば、SSLでサイトにアクセスして表示を確認します。
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公開日:
最終更新日:2018/07/27