MacPort(本体パッケージ)のインストール
MacPortはMacに様々なアプリケーションをインストールすることができる
パッケージ管理ツールです。
M.A.M.P(Mac,Apache,MySQL,PHP)環境の構築にも便利に利用できます。
ここではMacPortのインストールの手順についてご紹介します。
概要
MacPort利用上の注意点
MacPortインストール前に確認しておきたい点をご紹介しておきます。
「/opt/local/…」ディレクトリ未使用の確認
MacPortを利用したパッケージインストール並びに、
各コンポーネント(ApacheやMySQL等)のインストール時に、
/opt/local/
ディレクトリが作成され、すべてのファイルがこの配下に配置されます。
「/opt」ディレクトリをMacPort以外で利用していないかを確認しておくといいでしょう。
恐らく利用していることは無いと思いますが。
If you are using OS X, you should install MacPorts using the OS X package installer unless you do not wish to install it to
/opt/local/
, the default MacPorts location, or if you wish to install a pre-release version of MacPorts base. However, if you wish to install multiple copies of MacPorts or install MacPorts on another OS platform, you must install MacPorts from the source code.
インストールが完了すると以下の通りフォルダ、ファイルが展開されます。
Xcode及び、Xcode command line toolsは必須
MacPort本体のインストール時には必要ありませんが、
MacPortにてコンポーネント(ApacheやMySQL等)のインストールには、
Xcode及び、Xcode command line toolsのインストールが必要です。
以下手順を参考にMacPortインストールと同時に、
インストールを行っておく必要があります。
面倒くさい方はこの方法は避けた方がいいでしょう。
Xcode is a package provided by Apple containing compilers, libraries and additional tools required to develop applications for OS X.
Note
Always make sure to install the latest available version of Xcode for your OS X release; using outdated versions of Xcode may cause port install failures. Also note that Xcode is not updated via OS X’s Software Update utility on OS versions prior to 10.6, and is updated via the Mac App Store starting with 10.7.
実際には、MacPortからコンポーネントをインストールする際に、
以下のようなエラーが表示されることになります。
Warning: The Xcode Command Line Tools don’t appear to be installed; most ports will likely fail to build.
MacPortでのコンポーネントインストールはターミナル操作です
MacPort自体のインストールはパッケージインストーラで終了します。
その後にMacPortにてコンポーネント(ApacheやMySQL等)のインストールする作業は、
ターミナルウィンドウからのコマンド操作になります。
ターミナルアレルギーのある方は、やっぱりMAMPが楽ちんです。
ただMAMPでは不必要なアプリケーションがてんこ盛りでインストールされます。
ターミナル操作に慣れている方は、特に問題ない事と思います。
パッケージ自体のインストールは指示に従うだけで終了します。
MacPort(本体パッケージ)のダウンロード
MacPortの公式サイトは以下になっています。
The MacPorts Project — Download & Installation
MacPort本体のダウンロードは以下ページから行えます。
下記のMacOSXのバージョン名称(例:Lion など)をクリックすると、
対象のパッケージダウンロードが始まるようにサイトが作られています。
私の場合、MacOSX 10.7(Lion)の為、以下URLがダウンロードURLになっています。
ダウンロードはGithubからになります。
https://github.com/macports/macports-base/releases/download/v2.4.0/MacPorts-2.4.0-10.7-Lion.pkg
Installing MacPorts
MacPorts version 2.4.0 is available in various formats for download and installation (note, if you are upgrading to a new major release of macOS, see the migration info page):
- “pkg” installers for Sierra, El Capitan, Yosemite and Mavericks, for use with the macOS Installer. This is the simplest installation procedure that most users should follow after meeting the requirements listed below. Installers for legacy platforms Mountain Lion, Lion, Snow Leopard, Leopard and Tiger are also available.
(引用) installing|The MacPorts Project — Download & Installation
※「Leopard」「Tiger」版はdmgファイルです。
また「github.com」からもダウンロードができるようになっています。
サイドメニューの「Available Downloads」でGithubへリンクしています。
GitHubでは下部にダウンロードリンクが貼られています。
「Index of /MacPorts」ではディレクトリから直接ダウンロードすることもできます。
パッケージをダウンロードして保存します。
MacPort(本体パッケージ)のインストール
パッケージをダウンロードしたら、実行しインストールします。
特に迷う事はありませんので指示に従って進めます。
はじめに
大切な情報
使用許諾契約
許諾契約の同意
インストールの種類
インストール先の選択
インストール開始
管理者認証
インストール完了
環境変数へパスの自動追加
下記の参考サイトなどでは「環境変数パスを通しておく」という記述が見られますが、
「MacPorts-2.4.0-10.7-Lion.pkg」のインストール時点で、
自動で環境変数パスが設定されていました。
/opt/local/bin
/opt/local/sbin
MacPortを実行する際に利用するコマンドはportで行います。
/opt/local/bin/port
(実行ファイル)
環境変数パスに登録されているディレクトリ扱いになりますので、
インストール後は $ port ...
と実行が可能です。
ただ、MacPortでインストールした、
ApacheやMySQLを「本格的に使う」と決定するまでは本当は特にパスを通す必要はありません。
※MAMPなどを並行して試している場合など。
パスは通さなくても、以下方法でカレントディレクトリを指定した状態で、
ターミナルウィンドウを開き操作ができますので、
運用開始までは以下の方法で代用が可能です。
アンインストール又はMacPortを利用しない場合には、
環境変数のパスから上記2つも削除するといいでしょう。
参考
以下は参考にさせて頂いたサイト様です。感謝!
MacPortsのインストール on (Mac) OS X | Articles@www.e-mist.com
MacPortsを入れたらやっておく設定と、インストール、アンインストール | Macとかの雑記帳
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