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ターミナルに長いファイルパスをマウスで一気に入力する(ドロップ・コピペ)

ターミナルの操作がどうしても必要になった時に、
ファイルパスを長々と入力するのは、
普段キーボードに慣れていても英字入力を延々とするのは面倒かもしれません。
そんな時には、ターゲットとなるファイルのパスを一発で入力すると便利です。

この方法以外にも現在フォルダからターミナルを開くこともできます。

 

ターミナルに長いファイルパスを一気に入力する

今回はApacheの実行ファイル「httpd」ファイルのフルパスを、
ターミナルウィンドウに入力する例でご紹介します。

普通にパスを入力する

キーボードで入力すると以下のようになります。

「/opt/local/apache2/bin/httpd」

complete-at-once-long-fullpath_st01

目的のファイル・フルパスの一発入力

 

ターミナルを起動して入力します。
ターミナルでは補完入力が利用できます。

「/o」まで入力し「TAB」キーを押すと「/opt」まで入力されます。

complete-at-once-long-fullpath_st02

パスの補完入力・フルパスの一発入力

 

また、途中「/b」と入力したところで「TAB」キーを押すと、
候補が複数ありますので、次の行に候補が表示されます。

その次の行から続きのパスを入力することができます。

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保管入力複数候補・フルパスの一発入力

 

そうした操作を続けながら最後の「httpd」の入力まで行います。

complete-at-once-long-fullpath_st04

フルパスの入力完了・フルパスの一発入力

 

パスの入力が済んだら、目的のコマンド「 -v」を入力しバージョンを確認します。

complete-at-once-long-fullpath_st05

バージョンの確認・フルパスの一発入力

 

補完入力があるからいいだろ?
という感じではあるのですが、あれこれ試行錯誤している時に、
毎回こうしたパス入力は、ターミナル嫌いの元だと思います。

 

一発入力する

では、一発入力の例です。
今回は既にFinderで対象のファイルを開いているという想定です。

「httpd」の実行ファイルをマウスで左プレスをして、
そのままドラッグし、ターミナルウィンドウ上で離し、ドロップします。

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ファイルアイコンをターミナルへドロップ・フルパスの一発入力

 

これだけでファイルまでのフルパスの入力が完了します。

complete-at-once-long-fullpath_st07

パスの一括入力・フルパスの一発入力

 

残された入力は「 -v」だけです。

complete-at-once-long-fullpath_st08

入力は「 -v」のみ・フルパスの一発入力

 

どうでしょうか?
遥かに作業が早くなると思いませんか?

ちなみにドロップせずにファイルやフォルダを「Command+c」でコピーして、
ターミナル画面で「Command+v」で貼り付けることでも、パスの入力が完了します。

 

入力ミスなくフルパスの入力ができて便利

既に気づいた方もおられるかもしれませんが、
上記のフォルダでは薄色表示されているファイルとフォルダは、
「隠しファイル・フォルダ」です。

通常は表示されていませんが、ここでは表示しています。

以下の手順で表示することができます。

 

これの何がいいかと言うと、
通常は表示されていないからターミナルで操作するしかないファイルパスへの操作が、

画面上に表示されていることによって、
ターミナルにドロップすると入力ミスなくフルパスの入力が行えます。

 

例えば「sudo 」まで入力しておき、ドロップしてフルパス入力、
後はオプションなりコマンドなりをキーボードから入力して終了。

色々な設定変更などをターミナルからやらざるを得ない場合にも、
このくらいの操作であれば、マウス操作+α程度になりますので苦にならなくなります。

ターミナルアレルギーが少し減るのではないでしょうか。

 


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公開日:
最終更新日:2017/02/06

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