ターミナルに長いファイルパスをマウスで一気に入力する(ドロップ・コピペ)
ターミナルの操作がどうしても必要になった時に、
ファイルパスを長々と入力するのは、
普段キーボードに慣れていても英字入力を延々とするのは面倒かもしれません。
そんな時には、ターゲットとなるファイルのパスを一発で入力すると便利です。
この方法以外にも現在フォルダからターミナルを開くこともできます。
ターミナルに長いファイルパスを一気に入力する
今回はApacheの実行ファイル「httpd」ファイルのフルパスを、
ターミナルウィンドウに入力する例でご紹介します。
普通にパスを入力する
キーボードで入力すると以下のようになります。
「/opt/local/apache2/bin/httpd」
ターミナルを起動して入力します。
ターミナルでは補完入力が利用できます。
「/o」まで入力し「TAB」キーを押すと「/opt」まで入力されます。
また、途中「/b」と入力したところで「TAB」キーを押すと、
候補が複数ありますので、次の行に候補が表示されます。
その次の行から続きのパスを入力することができます。
そうした操作を続けながら最後の「httpd」の入力まで行います。
パスの入力が済んだら、目的のコマンド「 -v」を入力しバージョンを確認します。
補完入力があるからいいだろ?
という感じではあるのですが、あれこれ試行錯誤している時に、
毎回こうしたパス入力は、ターミナル嫌いの元だと思います。
一発入力する
では、一発入力の例です。
今回は既にFinderで対象のファイルを開いているという想定です。
「httpd」の実行ファイルをマウスで左プレスをして、
そのままドラッグし、ターミナルウィンドウ上で離し、ドロップします。
これだけでファイルまでのフルパスの入力が完了します。
残された入力は「 -v」だけです。
どうでしょうか?
遥かに作業が早くなると思いませんか?
ちなみにドロップせずにファイルやフォルダを「Command+c」でコピーして、
ターミナル画面で「Command+v」で貼り付けることでも、パスの入力が完了します。
入力ミスなくフルパスの入力ができて便利
既に気づいた方もおられるかもしれませんが、
上記のフォルダでは薄色表示されているファイルとフォルダは、
「隠しファイル・フォルダ」です。
通常は表示されていませんが、ここでは表示しています。
以下の手順で表示することができます。
これの何がいいかと言うと、
通常は表示されていないからターミナルで操作するしかないファイルパスへの操作が、
画面上に表示されていることによって、
ターミナルにドロップすると入力ミスなくフルパスの入力が行えます。
例えば「sudo 」まで入力しておき、ドロップしてフルパス入力、
後はオプションなりコマンドなりをキーボードから入力して終了。
色々な設定変更などをターミナルからやらざるを得ない場合にも、
このくらいの操作であれば、マウス操作+α程度になりますので苦にならなくなります。
ターミナルアレルギーが少し減るのではないでしょうか。
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公開日:
最終更新日:2017/02/06