httpd.conf等をエディタで開くための権限追加(my.cnf、hosts)
MacにAapcheをインストールを(又はプリインストールを使用)する際に、
最初の頃に頻繁に設定変更を行うのが「httpd.conf」設定ファイルです。
毎回ターミナルから操作してvimなどで編集するのは非常に面倒な作業です。
Apacheの稼働が安定するまではいっそのことFinder操作で対応した方が幸せかもしれません。
概要
httpd.conf等をエディタで開くための権限追加(my.cnf、hostsも同様)
さて、Apacheの「httpd.conf」を編集するという事は、
既に「httpd.conf」までのフルパスは分かっているという事であれば、
そのまま作業を開始できます。
ただ、まだ既存のApacheがどこに展開されたのかも分からない場合には、
以下手順で「httpd.conf」までのフルパスの確認をされて下さい。
そもそも起動していない・・・という事であれば「httpd」で検索をかけることになりますが。
こうして「httpd.conf」までのフルパスが分かったら、
ターミナルからそのパスを指定して、vim・・・しては面倒。
盲目な状態から解放されてしまって作業した方が楽です。
Finder上ですべてのフォルダ、ファイルが可視化されれば、
直接、好きなエディタを使ってファイルを開くことができます。
そのまま開いても、編集はできませんが。。。
ファイルの「情報を見る」からプロパティーを表示してみます。
オーナーが「システム」、グループが「wheel」、その他「everyone」です。
自分は当然「everyone」扱いです。
今が管理者アカウントであっても。
では、ここで「鍵を外し」アクセス権を追加してしまいます。
管理者認証が出ます。
管理者権限を持つアカウント(多くは自分)・パスワードを入力し「OK」です。
鍵が外れたら「+」からアクセス権の追加を行います。
MacOSXに設定されているユーザー、グループが表示されます。
その中から自分のアカウントを選択し「選択」をクリックします。
ファイルの情報に戻ります。
ここで、多くの場合すぐに表示されることはありません。
アクセス権の追加がされない場合は、
一回閉じて、再度ファイルの「情報を見る」から開き、更新を確認します。
※追加されない場合にはもう一度追加してみるなどを試し、少々もやっとします。
正しく「ユーザー名(自分)」が表示されました。
このままではまだ「読み出しのみ」というアクセス権になっています。
「読み/書き」アクセス権に変更します。
このファイルに対して自分の読み書き権限が付加されました。
以上で、作業は終了です。
好きなエディタでダブルクリックすると編集が可能になります。
ugoの3つの権限分類しかないのにどこに権限追加している?
この自分のアクセス権を追加するという操作は、
元のファイルパーミッション(UNIX的なアクセス権)を変更しているものではありません。
そもそもUNIXアクセス制御では、ugoの3つの分類でアクセス制御をします。
u:ユーザー(オーナー)
g:グループ
o:その他
追加でアクセス権を付加する入れ物がないのです。
これはMacOSが独自にファイルに「拡張ACL」情報を追加し、
新たなアクセス権を付与する仕組みになっています。
その為、私個人の考えとしては、
パーミッションの設定を変更して権限レベルを下げるなどするよりはマシだと思っています。
もちろんターミナルでsudo…vim…がセオリーだとは思います。
追加したアクセス権は後から削除可能
では、追加したアクセス権を消すにはどうすればいいのか。
同じく「ファイル情報」ウィンドウで消したいユーザー(グループ)を選択し、
「-」をクリックするだけで削除できます。
弊害はないの?
普通はこうした操作はあまり推奨されません。
正しい流儀ではありませんから。
弊害が0だとは言えません、当然弊害も多少はあります。
しかしそれはローカル環境の自宅サーバ。
どう構成し試そうと自由な環境です。
もし、MaxOSXをサーバーとして外部に出すような場合には、
こういう無用な情報の付加は、問題を分かりにくくする原因にもなりますので、
セオリーに従って運用されることをお勧めします。
だったらLinuxやUNIXで運用するでしょうけども。
このFinderを纏ったUNIXはMaxOSXのフレンドリーさがメリットだと思います。
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公開日:
最終更新日:2017/02/08