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UpdraftPlusでバックアップの実行

UpdraftPlusはWordPressのデータベース・ファイルのバックアップを、
様々なストレージに行う事ができるWordPressプラグインです。
実際にバックアップをGoogleDriveへ行った際に、
どのようにバックアップされるのかという動作についてご紹介します。

本記事ではインストールとGoogleDrive連携が済んでいる前提で進めます。

UpdraftPlusでバックアップの実行

今回は「GoogleDrive」へのバックアップを行います。
「GoogleDrive」はフリープランでは15Gが利用できます、
検証時点での私の使用量は2.1Gでしたので、13G程度の空がある状態です。

またバックアップ前のフォルダ構成は以下のようになっています。

up_backup_run_st01

GoogleDriveのバックアップ前状態・UpdraftPlusのバックアップ実行

 

ではプラグイン画面から「今すぐバックアップ」をクリックして、
バックアップを開始します。

up_backup_run_st02

バックアップの実行・UpdraftPlusのバックアップ実行

 

ポップアップにて以下の選択肢が表示されます。

  • バックアップにデータベースを含める(…) -DBのバックアップ可否
  • バックアップ内のすべてのファイルを含める(…) -ファイル(プラグイン/テーマ/言語/画像)
  • このバックアップをリモートストレージに送信 -GoogleDrive等への送信
up_backup_run_st03

バックアップデータの選択と送信選択・UpdraftPlusのバックアップ実行

尚、バックアップの対象は事前にチェックボックスで選択しておくことができ、
実行時には「DB、ファイル、送信」の大枠選択ができます。
※画像の「バックアップするファイル」の部分を参照

up_install_st06

設定タブ2・UpdraftPlusのインストールと初期状態

 

ダイアログの「今すぐバックアップ」をクリックすると、
バックアップが開始され、プログレスバーが表示されます。

up_backup_run_st04

バックアップの開始・進捗・UpdraftPlusのバックアップ実行

 

バックアップの処理は途中「1分実行し、4分中断」しているような画面表示になり、
都度再開されて処理が進みます。
サーバー負荷を分散させる為か、
意図しないプログラムの遮断(実行時間制限)などを避けているように見えました。

up_backup_run_st05

途中中断し再開を繰り返し負荷を分散・UpdraftPlusのバックアップ実行

出来立てほやほやのWordPressサイトでも結構な長い時間が必要になりましたが、
数回の再開で実行は終了した印象でした。

※ちなみにこのサイト(rensrv.com)のバックアップでは、
再開は10回を超え、遥かに長い時間を要しましたが、
それでも1時間まではかからず処理は終了しました。

 

バックアップが終了すると「GoogleDrive」へのアップロードが開始されます。

up_backup_run_st06

バックアップ完了後はアップロード・UpdraftPlusのバックアップ実行

 

バックアップファイルのアップロードが終了すると、
「最後に行ったバックアップ」に時間とログの確認リンクが表示されます。

up_backup_run_st07

バックアップの完了・UpdraftPlusのバックアップ実行

 

バックアップ先に指定した「GoogleDrive」には、
新しく「UpdraftPlus」のフォルダが作成されます。

設定画面ではこのフォルダ名を変更するフィールドはありますが、
有料プランでのみ変更できるため、無料では常にこのフォルダになります。
※ドメインごとにフォルダは分けたいですよねぇ・・・。

up_backup_run_st08

GoogleDriveに作成されたフォルダ・UpdraftPlusのバックアップ実行

 

フォルダの中にはzipとgzの圧縮ファイルが保存されています。
ファイル名は一意に命名されるようですので、単一フォルダでも問題はなさそうです。

up_backup_run_st09

GoogleDriveに作成されたバックアップファイル・UpdraftPlusのバックアップ実行

ファイル名途中の「_SSL_」部分は、非SSLサイトであれば、
ドメイン名が入り「_rensrvcom_」のようになるのですが、
SSL化済みのサイトでは皆「_SSL_」になってしまうようです。
※ドメイン名なら便利なのに・・・厳密にセキュアな感じにしないで。

 

「GoogleDrive」から対象ファイルを右クリックして表示されるメニューから、
個別にバックアップファイルをダウンロードすることもできます。

up_backup_run_st10

個別にダウンロードも可能・UpdraftPlusのバックアップ実行

 

ダウンロードしたファイルです。

up_backup_run_st11

ダウンロードしたファイル・UpdraftPlusのバックアップ実行

 

1つだけ.gz圧縮になっていますが、これがDBのバックアップになります。
解凍してファイルを見ると拡張子がなくファイル形式不明ですが、
エディタで無理やり開けばSQLが書かれたファイルになっています。

DROP TABLE、CREATE TABLE、INSERT INTO…と全消しインサートですね。

up_backup_run_st12

gzファイル解凍後のSQLファイル・UpdraftPlusのバックアップ実行

 

それぞれのフォルダもちゃんとバックアップされています。

plugin

up_backup_run_st13

zip圧縮プラグインフォルダ・UpdraftPlusのバックアップ実行

 

languages

up_backup_run_st14

zip圧縮言語フォルダ・UpdraftPlusのバックアップ実行

 

themes

up_backup_run_st15

zip圧縮テーマフォルダ・UpdraftPlusのバックアップ実行

 

uploads

up_backup_run_st16

zip圧縮画像フォルダ・UpdraftPlusのバックアップ実行

 

uploadsのサーバー側も18ファイルで一致しています。

up_backup_run_st17

サーバー上の画像フォルダ・UpdraftPlusのバックアップ実行

 

尚、バックアップのログにエラーなどが出力されていないことを確認する事も必要です。

up_backup_run_st18

バックアップログの確認・UpdraftPlusのバックアップ実行

 

実際、あまりにレコード数が多すぎるようなテーブルのバックアップは、
処理されず、個別に行うようにとメッセージが出力されました。

3128.038 (9) [Warning] テーブルwp_wbz404_logsは非常に多くの行(270965)を持っている – あなたのウェブホスティング会社がバックアップにそのテーブルをダンプするための領域をあなたに提供するようにお願いします。 If not, you will need to either remove data from this table, or contact your hosting company to request more resources.

up_backup_run_st20

バックアップログエラーの例・UpdraftPlusのバックアップ実行

ワーニングの出力はエラーにはならないので、正常終了扱いとされてしまいます。
ログを開き[Warning]などで検索すると探しやすいかもしれません。

 

では次は、バックアップからのリストア(復元)を行います。
復元は「復元」ボタンをクリックして実行することで開始できます。

up_backup_run_st19

バックアップ済み画面の表示・UpdraftPlusのバックアップ実行

 

またこのプラグインは使わないからいいや。という時は、
Googleアカウントに許可した「UpdraftPlus」のアクセス権は削除しておきましょう。


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