ComposerでインストールしたPHPUnitを直接実行する
Composerはとても便利なパッケージ管理ソフトで重宝しますが、
PHPUnitをインストールして配置されるファイルは、直接実行ができない形で導入されます。
Composerの流儀では「autoload.php」を読み込んで使うので当然なのですが、
コマンドプロンプトでちょっとだけPHPUnitを実行したいような場合には不便です。
そこで、ひと手間加えて直接実行できるようにします。
ComposerでインストールしたPHPUnitを直接実行する
ここではComposerが「C:\composer」にインストールされているとします。
この場合、phpunitは「C:\composer\vendor\phpunit\phpunit」の
ディレクトリにインストールされます。
「C:\composer\vendor\phpunit\phpunit」ディレクトリに
新しくファイルを作成し「phpunit_test.cmd」などの名前に変更します。
このファイルをテキストエディタで開きます。
以下のコードを貼り付けて保存します。
1 |
@php "%~dp0phpunit" %* |
これでComposerによってインストールされた
拡張子無しの「phpunit」の直接呼出しが可能になります。
次に、コマンドプロンプトを開き
「C:\composer\vendor\phpunit\phpunit」に移動し、
以下コマンドを実行します。
>cd C:\composer\vendor\phpunit\phpunit
>phpunit_test --version
以下のようにPHPUnitのバージョンが表示され、直接実行されている事が確認できます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 |
Microsoft Windows [Version 6.3.9600] (c) 2013 Microsoft Corporation. All rights reserved. C:\Users\XXXXXXXXXX>cd C:\composer\vendor\phpunit\phpunit C:\composer\vendor\phpunit\phpunit>phpunit_test --version PHPUnit 5.7.27 by Sebastian Bergmann and contributors. C:\composer\vendor\phpunit\phpunit> |
これは拡張子無しの「phpunit」ファイル自体が、
PHPUnitをPharファイルでインストールした際の「phpunit.phar
」と中身はほぼ同じで、
Pharファイルのインストール時に作成するcmdファイルを作成して実行しているにすぎません。
やっている事は同じですので、動くのは当然という事です。
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