httpd実行ファイルのパスを起動プロセスから調べる
Apacheが既に起動しているMacOSXで、
そのApacheがどのパスにある実行ファイル「httpd」が、
起動しているのかを確認する手順をご紹介します。
ターミナルを使わなくても確認することができます。
起動プロセスからhttpdのファイルパスを調べる
MacOSXを使っている大きなメリットは美しい画面操作で、
普段の大半の作業がマウス操作で行えるUNIXであると言う点です。
その為、当サイトでは極力マウスや画面操作でターミナル操作を減らす説明をしています。
さて、MacOSXには最初からApacheがインストールされています。
そして「Web共有」が有効になっている場合には、
Apacheが起動している状態になります。
そのApacheでローカルサイトでもバックアップサイトでも、
何らかのサイトを構築しようと思った際には、
まず現状のApacheの構成を知る必要があります。
まずは、どこのパスにあるApache(httpd実行ファイル)が、
起動しているかを確認してみます。
マウスで簡単に確認する
まず、Finderから「移動」ー「ユーティリティー」を選択し、
「アクティブティーモニタ」を起動します。
アクティビティーモニタが起動したら、起動中のプロセスがすべて表示されます。
右上に「>>」が表示されている場合は、ウィンドウの幅を広げて下さい。
ウィンドウ幅を広げると、フィルタフィールドが表示されます。
このフィールドに対して「httpd」と入力します。
httpdプロセスのみが表示されるようになります。
3プロセスが表示されていますが、
1つを選択し「プロセスのサンプルを取る」をクリックします。
もし、プロセスが1つも表示されない場合はApacheが起動していません。
標準Apacheは以下の手順で有効化できます。
プロセスサンプルには管理者認証が必要になります。
パスワードを入力し「OK」をクリックします。
以下は3プロセスのサンプルをそれぞれ表示しています。
以下のようにプロセスの詳細な情報が見れます。
上部にはpid(プロセスID:プロセスモニタに表示されていた番号)が出ています。
その下部には「Path:」の後に実行ファイルのパスが表示されています。
Apacheが1つしかインストールされていない場合は、
全てが同じパスになっているはずです。
複数のApacheがインストールされ、同時起動されている場合には、
それぞれのパスが確認できます。
実体のフルパスは「/user/sbin/httpd」でした。
ターミナルからコマンドで確認する
同様の情報はターミナルウィンドウのコマンド操作でも見れます。
通常はこちらの方がよく紹介されている方法です。
ターミナルを開き、以下コマンドを入力します。
ps alxw | grep httpd
実行すると以下のようにターミナルに各プロセスのプロセスIDと、
実行ファイルパスが確認できます。
こちらなら、操作は一発で済みます。
こちらでも実体のフルパスは「/user/sbin/httpd」でした。
既に実行されているApacheが存在している場合に、
どこにインストールされているApacheか調べる手順でした。
次は、この「httpd」が、
どこに存在する「httpd.conf」ファイルを参照し起動しているかを調べます。
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